ESTAが拒否された場合について
ESTAが拒否された場合、その拒否を「撤回」する(=取り消してもらう)ことは、基本的にはできません。
ESTAの拒否は最終決定とされ、再審査や異議申し立ての制度は存在しません。
ただし、以下のような「例外的な対応」が可能な場合があります:
1. 誤りが原因だった場合
入力ミス(パスポート番号、渡航歴など)が原因で拒否された場合、新しいESTA申請を行えば許可される可能性があります。
ただし、ESTAは一度拒否されると、システムにその記録が残るため、同じ情報では再申請してもまた拒否されることが多いです。
2. CBP(米国税関・国境警備局)に問い合わせて例外的に対応してもらう
今回のようにCBPに問い合わせた場合、CBPが技術的なエラーや審査上の不備を認めた場合に限り、再申請を許可または審査をやり直すよう促されることがあります。
その場合、CBPから「具体的な渡航予定日を教えてください」と連絡が来る(=あなたが受け取ったメール)ことがあります。
つまり、CBPが「間違いだった」と判断すれば、結果的に撤回に近い形になる場合もあります。
3. 米国ビザを申請する
ESTAで拒否された場合は、B1/B2ビザ(観光・商用)などを米国大使館で申請することが、正式な対応方法です。
ビザ申請では面接が行われ、拒否理由を説明し、正当な事情があれば入国が認められる可能性があります。
まとめ(撤回の可否)
状況 | 撤回できるか | 説明 |
単なる申請ミス | 部分的に可 | 新規申請で通る場合がある |
システムエラー | 可能性あり | CBPに問い合わせて再確認 |
通常の拒否(渡航歴やESTA不適格理由) | 不可 | ESTAは再申請不可。ビザ申請へ |
拒否理由が不明な場合 | 対応次第 | 渡航予定日を伝えてCBPの返答を待つ |
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