ESTAも「SNSの開示」が必須へ
米政府は「ビザ(査証)免除プログラム(VWP)」を利用して
米国に入国する外国人に対し、
過去5年分のSNSの履歴提出を義務付ける方針だ。
オーストラリアやドイツ、日本、英国などが対象国となる。
国土安全保障が12月10日に公表した通知によると、
米税関・国境警備局(CBP)は入国審査の一環として、
SNSを必須の提出データに追加するという。
60日間の意見募集期間が設けられているこの措置は、
ビザなしで最大90日間の滞在が認められ、
電子渡航認証システム(ESTA)によって渡航前に審査される
約40カ国の旅行者が対象となる。
トランプ政権は、一連の措置を通じ入国制限を強化。
11月に首都ワシントンで州兵2人が銃撃された事件を受け、
入国を禁止・制限する国を約30カ国に増やす方向も示されている。
ESTAとは?
ESTA(Electronic System for Travel Authorization)とは、アメリカのビザ免除プログラムを利用して入国する旅行者が事前に行うオンライン渡航認証制度です。
従来のビザ取得よりも簡易で、オンラインで申請と支払いが完結します。
観光・商用・短期滞在での渡航に必須
審査は通常数分〜72時間以内
日本人は渡航前にESTAが許可されていないと搭乗できない
ESTA申請の流れ|スマホで10分
ESTA申請は非常に簡単で、以下の手順で完了します。
ESTA公式サイトへアクセス
パスポート番号・個人情報を入力
渡航目的・雇用情報など回答
クレジットカードまたは決済サービスで支払い
審査結果をオンラインで確認
申請はすべてオンラインで完結し、紙の提出や面接は不要です。
ESTAの有効期限は?いつまで使える?
ESTAの有効期限は通常 2 年間です。
ただし注意点として…
パスポートが先に期限切れ → ESTAも失効
有効期間内は何度でも入国可能
1回の滞在は最大90日以内
旅行が近づいてから慌てる人も多いため、早めのチェックが安心です。
ESTA値上げは本当?今後の費用はどうなる?
近年、渡航者増加や管理強化に伴い、ESTA費用が値上げされました。
以前よりコストが高くなっているため、旅行計画時は最新情報を確認することが重要です。
今後も米国の政策次第で変更される可能性があるため、ニュースやESTA公式サイトでの確認は必須です。
ESTA公式サイト以外の申請代行に注意
検索結果には、公式に見えるが手数料が高い代理申請サイトが表示されることがあります。
申請は必ず ESTA公式サイトで行うのが最も安全で最安値。
代行サービスを使う場合は手数料がかかる点に注意しましょう。
「ESTAT」とは別物?紛らわしい単語に注意
検索中に「estat」や似た単語を見かけることがありますが、
ESTAとは全く別の用語です。
旅行申請と関係がないため、誤クリックによる詐欺・偽サイト誘導に注意しましょう。
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