2025/4/28
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特定技能制度における届出ルールの変更 |
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特定技能制度における届出ルールの変更 (令和7年4月1日~) 主な変更点および留意事項は以下のとおりです。
1.随時届出 令和7年4月1日以降に提出する随時届出から、新たなルールに基づく対応が必要となります。 ①受入れ困難に係る届出(参考様式第3-4号)【届出対象の拡大等】 在留資格の許可日から1か月が経過しても就労を開始していない場合、または雇用後に1か月以上活動ができない事情が生じた場合が、新たに届出対象となります。 上記の事情や行方不明者が発生した場合の届出に添付する、新しい参考様式が作成されました。 自己都合による退職申出については、「受入れ困難」に該当しないため 対象外とします。 雇用契約が終了した場合は、引き続き「雇用契約終了に係る届出」が必要です。 ② 基準不適合に係る届出(参考様式第3-5号)【届出基準の変更】 届出対象が以下のとおり変更されます。 【変更前】 出入国または労働に関する法令に関し不正・著しく不当な行為があった場合 【変更後】 「特定技能基準省令第2条第1項および第2項各号」に適合しない場合 【基準不適合の具体例】 税金や社会保険料等の滞納 ←厳守項目 特定技能外国人と同種業務に従事していた従業員の非自発的離職 (業績悪化やリストラによる解雇など) 法令違反による刑罰の受刑 技能実習認定の取消し 不正行為(入管・労働関連法令) 外国人への暴行、脅迫、監禁など 手当・報酬の一部または全部を未払い など ③ 支援計画の実施困難に係る届出(参考様式第3-7号)【新設】 所属機関が自ら支援を行う場合において、支援実施が困難となった事情が生じた際には、届出が必要です。 ④ 支援における特異事案報告(参考様式第4-3号)【新設】 登録支援機関が支援の全てを受託している場合において、支援実施が困難となる事情が生じた場合、報告が必要です。 ※ 特定技能所属機関の基準不適合を把握した場合も含みます。
2.定期届出 四半期届出の最終回と新ルールの開始 2025年1月~3月を対象とした四半期届出は、2025年4月15日までに提出が必要です。 新ルールに基づく定期届出(年1回の届出)については、2026年4月以降が初回提出となります。 受入れ・活動・支援実施状況に係る届出(参考様式第3-6号) 【提出頻度の変更・様式統合・届出内容の変更】 提出頻度が四半期ごとから年1回に変更されます。 対象期間は毎年4月1日~翌年3月31日で、提出期間は翌年4月1日~5月31日です。 「受入れ・活動状況」と「支援実施状況」の届出書が統合され、「受入れ・活動・支援実施状況に係る届出書」に一本化されます。 主な変更点: 届出書本体には「労働日数」「労働時間数」「給与支給総額」「昇給率」などの年度平均を記載。 別紙には、個人別の活動日数・年間給与総額・支援の実施状況などを、事業所単位で記載。
添付書類には、以下のような資料が求められます。 ・特定技能所属機関の登記事項証明書 ・決算関係書類 ・役員の住民票の写し ・公的義務(税・社保等)の履行証明書 など |
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