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2025/11/23

帰化申請と永住申請の要件の違い

帰化申請と永住申請の要件の違い

 帰化申請と永住申請は、どちらも日本に長期滞在するための重要な手段ですが、その目的、要件、得られる権利に大きな違いがあります。

項目

帰化申請

永住申請

目的

日本国籍の取得

(日本人になる)

在留資格の制限撤廃
(外国籍のまま永住できる)

法的根拠

国籍法

出入国管理及び難民認定法

国籍

日本国籍を取得し、

元の国籍を喪失 (原則)

外国籍のまま

選挙権

あり

なし

在留活動

制限なし

制限なし

主な要件

5以上の日本居住、

独立生計、公的義務の履行(税・年金)

生計能力、素行善良

10以上の日本居住(原則)、

独立生計、公的義務の履行(税・年金)

生計能力、素行善良

日本語能力

小学校低学年程度(テストあり)

明確な基準はない

申請先

法務局

出入国在留管理局

 

主な違いは、「国籍を取得するか、しないか」という点です。帰化は日本人になること、

永住は外国籍のまま永住権を得ることです。

 

また、居住年数も異なり、帰化は通常5年で要件を満たしますが、永住は原則として

継続して10年以上日本に在留していることが必要です(ただし、日本人配偶者や高度人材外国人など、要件が緩和される特例があります)。

 

申請時の注意点

帰化申請と永住申請に共通する、重要な注意点は以下の通りです。

  • 公的義務の履行(最重要):
    • 税金、年金、健康保険料を期限までに、遅延なく、支払っていることが最も厳しくチェックされます。
    • 過去に滞納や支払い遅延があると、審査に不利になります。
  • 素行の善良さ:
    • 交通違反も含め、法律違反やトラブルは厳しく審査されます。軽微な違反でも回数が多いと不利になることがあります。
    • 日常生活においても、住民としての義務やルールを守っていることが求められます。
  • 生計の安定性:
    • 安定した収入があり、将来にわたって生活できる経済力があることが必要です。単身では、年収300万円程度が一つの目安とされています。
  • 書類準備の煩雑さ:
    • どちらの申請も、戸籍謄本や納税証明書、住民票、源泉徴収票など、膨大な量の書類が必要になります。書類の不備は審査遅延や不許可の原因となります。

 

どちらの申請も、日本の法秩序や社会規範を尊重し、責任ある行動をとっているかが重視されます。

日頃からの生活態度が審査結果に大きく影響することを理解しておく必要があります。

 

 

当事務所の主なサポート<button class="rBl3me" tabindex="0" data-amic="true" data-icl-uuid="230ab637-aa67-4c02-aae7-cb088d31c7de" aria-label="関連リンクを表示" data-wiz-attrbind="disabled=fxp3ce_g_C5gNJc;class=fxp3ce_g_UpSNec;" data-ved="2ahUKEwjo6IevvYiRAxXdlFYBHdv3DZcQye0OegYIAQgCEAA"></button>
  1. どちらの申請が可能か、どちらが最適かの判断
    • 自分の現在の状況(在留期間、家族構成、収入、日本語能力など)を伝えた上で、そもそも帰化と永住のどちらの要件を満たしているのか、あるいはどちらの申請を進めるのが自分にとってメリットが大きいのか、専門的な見地からアドバイスを求めています。
  2. 複雑な申請要件の正確な理解と説明
    • 国籍法や入管法の条文は難解であり、素行要件や生計要件といった抽象的な基準が自分に当てはまるのか、具体的な判断基準や過去の事例に基づいて明確な説明を求めています。
  3. 膨大な必要書類のリストアップと収集サポート
    • 申請に必要な書類は多岐にわたり、収集も煩雑です。行政書士に依頼することで、自分に必要な書類を正確に指示してもらい、収集の手間を減らしたいと考えています。
  4. 書類作成の代行とチェック
    • 申請書類の作成には専門知識が必要であり、特に「帰化の動機書」のような作文形式の書類や、申請理由書などの重要な書類の作成・確認を依頼し、不備のない完璧な書類提出を目指します。
  5. 不許可リスクの低減と対策
    • 過去の交通違反や税金の滞納歴など、不安要素がある場合に、それが審査にどの程度影響するのか、どのように対処すれば不許可のリスクを減らせるのかといった具体的な戦略を求めています。
  6. 法務局・入管とのやり取りのサポート
    • 申請先の役所(法務局や出入国在留管理庁)との事前の相談や、申請後の追加書類の指示、進捗確認などのやり取りを代行または同行してもらうことで、精神的な負担を軽減したいと考えています。
  7. 確実かつスムーズな手続きの実現
    • 費用はかかっても、餅は餅屋で専門家に任せることで、審査をスムーズに進め、許可を確実に得たいという思いが根底にあります。
 
「自分一人でできるか不安」
 
「確実に許可を得たい」
 
「手続きの手間を省きたい」
 
専門知識と実務経験でお答えいたします。